つわりのセルフケア

こんにちは、おおの鍼灸整骨院です。

今回は、妊婦さんが自分でできる「つわりケア」のご紹介です。

妊娠中は身体の急激な変化で様々な症状が出てきます。

鍼灸のツボの観点からお話します。

つわりとは?

多くの妊婦さんが、つわりを経験します。また黄体ホルモンの働きで腸の動きが抑えられて便秘になりやすくなります。

つわりは妊娠5~6週頃からはじまり、12~16週頃には落ち着いてくるとされていますが、個人差があり妊娠後期に入ってもつわりに苦しむケースもあります。

つわりが起こるということは、懐妊したという合図なのでとても嬉しいことではありますが、実際はつらい症状にお悩みの方も多くいらっしゃいます。

そこで「つわりに効くツボ」をご紹介します。

妊娠初期のつわりに効果的と言われているものなので、ぜひ参考にしてみてください。

内関(ないかん)

内関は、ストレスや疲れが原因の胃腸症状に効果があります。妊娠による吐き気などにも効果的で、手首にあるので簡単に刺激しやすく覚えておくと良いと思います。

吐き気以外にも胃痛やしゃっくり、イライラ解消にも効果があるとされていて、平衡感覚を正常にする働きがあります。

乗り物酔いや二日酔いにも効くといわれており万能のツボです。

内関の場所

手の平を上に向けて握ったときに出る2本の腱と腱の間で手首の関節から指3本分肘側に離れたところ

内関の押し方

心地よい程度の力加減で1回6秒程度押します。5~10セット行うと効果的です。

裏内庭(うらないてい)

裏内庭は、足の裏にあり消化器官の働きを促し胃腸の機能を整えてくれるツボ。

吐き気の他に、腹痛や下痢にも効果があるとされています。

便秘ぎみの際にも押してみると効果があります。

裏内庭の場所

裏内庭は足の裏の人差し指の付け根の少し中指寄りにあります。筋肉が盛り上がっている部分です。

簡単な見つけ方は、足の人差し指を折り曲げたときに指がついた場所が裏内庭です。

裏内庭の押し方

両手の親指を重ねて少し強めに押すと効果的です。まっすぐに押すというより円を描くようにモミほぐすイメージで押しましょう。

足の裏なので、おなかが苦しくて押せないという方はご家族にツボを押してもらうと良いでしょう。

足三里(あしのさんり)

足三里は、松尾芭蕉が書いた奥の細道に「三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかかりて」という一節があるくらい有名なツボです

胃腸が弱っているときに効果的なツボで、足の疲れや更年期障害などにも効く万能ツボです。

足三里の場所

ひざを立て、ひざのお皿の下に4本指をそろえて人差し指を当てます。その際に小指があたるむこうずねのすぐ外側のくぼみが足三里です。

※右足は右手で、左足は左手で、膝のお皿に人差し指の先をあててください。

足三里の押し方

両手の親指を重ねて当て、強めに押します。ひざに向かって引き上げるように押すと効果的です。6秒5セット押すと良いでしょう。

ツボの押し方

ツボ押しは、深呼吸をして息を吐くときに3秒押し、吸っているときに3秒かけて指を離すが基本になります。

ご家族に押してもらう時、押す人も押される人も深呼吸すると効果的です。

また、ツボ押しは強くやりすぎてしまうと、痛みが発生するモミ返しが起こる可能性があります。心地よいと感じる程度の強さで行うようにしてください。

ゆったりした気持ちで深く深呼吸をしながら行いましょう。

まとめ

つわりはとてもつらい症状です。

つらいつわり症状を乗り越えるために、つわりに効くといわれているツボをご紹介しました。

つわりに効くツボは、吐き気を軽減させるだけではなく、便秘やストレスを軽減させたりする効果もあるため、妊娠中だけではなく産後にも使える便利なツボだと思います。

足裏の裏内庭は、ご家族に押してもらうなどしながらコミュニケーションをとるのもおすすめです。

妊娠時につわりがつらくて困っているという方は、ぜひこの記事を参考に、ツボ押しをやってみてください。

市川大野駅徒歩1分の「おおの鍼灸整骨院」は国家資格を取得したはり師・きゅう師・柔道整復師が、たくさんの妊婦さんの悩みや不安と真摯に向き合い、笑顔になれるお手伝いをしています。おおの鍼灸整骨院では、つわりに効果的な鍼灸治療だけではなく、「逆子の灸」や妊娠していてもおなかが苦しくなくうつ伏せになれる特殊な枕を用いての「マタニティ整体」も行っています。

つらい症状は一人で悩まず市川大野駅徒歩1分「おおの鍼灸整骨院」にご相談ください。