眼精疲労の対処法

こんにちは、おおの鍼灸整骨院です。

近年、動画配信や主な情報交換の手段として、老若男女関わらずパソコンやスマートフォンに関わる機会が増えています。

特に、仕事でのパソコン作業は毎日の作業となっており、目の疲れ(=眼精疲労)を感じる方も多いと思います。

そこで、今回は眼精疲労が起こる原因、そこに対しての対処法についてお話ししていきます。

眼精疲労の原因

人間は近くの物を見るときに、目の中にある毛様体筋という筋肉が働きます。これにより、目の中にある水晶体(レンズのようなもの)の形を変えてピントを合わせています。

パソコン、スマートフォンを長時間使うということはこの毛様体筋が常に緊張している状態にあるということです。

常に筋トレでバーベルを持ち上げているような状態のイメージです。

このように長時間筋肉が使われていることによって眼精疲労が起きてしまうのです。

眼精疲労の予防

先ほど、眼精疲労の原因についてお話していきましたが、お仕事などの都合上長時間モニターやパソコンを見ないといけない方も多いかと思います。

現在厚生労働省からVDT作業(パソコンなどの電子機器での作業の総称)に関してのガイドラインが出ています。

VDT作業における厚生労働省のガイドライン

000539604.pdf (mhlw.go.jp)

URLをこちらに載せますが、非常に内容が多いので一部端的にまとめさせていただきます。

予防法

1.モニターと顔の距離を最低40㎝以上開ける

 ここの距離が近いと毛様体筋の緊張がより強くなるので、距離をしっかり開けてあげる。

2.ディスプレイと眼の高さを同じくらいに合わせる 

画面の方が上にあると上を向く状態になり首の筋肉の緊張が強くなってしまうし画面が下にあると背中が丸まりやすく猫背になりやすいです。

3.ディスプレイの文字の大きさを概ね3㎜以上が望ましい

ディスプレイとの距離が正しくても文字が小さいままだと結局眼の筋肉の緊張が出てしまうので、大きめの文字にすることをオススメします。

4.両足をしっかりと地面につける

足が浮いてると体幹を安定させるために余計な力が入るので足をつけて疲れがでないようにする。

5.作業中の肘を置ける場所をつくる。

肘が浮いている状態だと腕が落ちないように肩に力が入るのでひじ掛けなどに肘を乗せたり、大きめの机で肘が置ければ置いた方がいいです。

眼精疲労の対処法

1、遠くを見る

 先程の記述の通り、毛様体筋は近くの物を見るときに働きます。

 つまり遠くを見るときは毛様体筋は緩んでいきます。

 休憩時間もスマホよりも窓から遠くの景色を見るなどして筋肉をリラックスさせることが重要です。

2、目の周りを暖める

眼精疲労の主な原因である筋肉をあっためてほぐしてあげると効果的です。

寝る前に水で濡らしたタオルを600wで40秒レンジで暖め、目の周りにあててあげるといいです!

しかし、集中したり眼を酷使した時は眼に通常より多くの血液が送り込まれ ているので眼の血管が余計に拡張し、充血や痛みなどが起こることもあります。その場合は冷たい水でしぼったタオルなどをのせて冷やすと、症状がやわらぎます

まとめ

今回は眼精疲労の原因と対処法についてお話ししました。

 仕事環境を変えていくのはすぐにというわけにはいかないと思います。

徐々に変えていける所は変えていき症状が出ないようにしていきましょう!