無事に出産を終えて、ひと月くらい経ち、赤ちゃんとの新しい生活に少しずつ慣れてきたのに、腰が痛くて抱っこがつらいと、お悩みのママさんが多いと思います。
出産後になぜ腰痛が起こるのか?
それは下記のような原因があります!
①出産時に産道を開くために骨盤が歪んでしまう
妊娠後、女性ホルモンのバランスが変化します。
出産前には、女性ホルモンの中の「リラキシン」というホルモンの働きにより、骨盤を支える靱帯が弛み骨盤が開きやすくなり、赤ちゃんが産道を通りやすいようになります。
出産後は、インナーマッスルの働きで骨盤は元の状態に戻るのですが、ここが弱っている方が多く、腰痛を起こすママさんが多いのです。
②赤ちゃんがお腹にいたときの負担により、「そり腰」になっている
胎児の成長とともにお腹が張り出し身体の重心が前に出ます。その状態で身体を支えるため腰の筋肉が疲労して痛みを起こします。出産後も反り腰のままになり、骨盤が前に傾いたまま固定されてしまい頑固な腰痛を起こします。
③育児による疲労
子育てにより、長時間子供を抱っこすることが多くなります。背骨や骨盤を正しい位置での維持が因難になります。また、抱っこも片方の腕ばかりで抱っこをしてしまったりと、身体のバランスが大きく崩れて腰痛の原因になります
産後の腰痛の傾向とリハビリ開始の時期
出産後の腰痛は個人によって差はありますが、産後数週間から数ヶ月で改善することが一般的です。産後の体はホルモンの影響で緩んでいた骨盤や関節が徐々に元に戻るとともに筋力も回復していきます。しかし、もともと筋力がなかった方や2人目、3人目のママさんは特に長引きやすい傾向にあります。
産後1ヶ月目の「産褥期」はしっかりと体を休めることが推奨されます。無理をせず、ゆっくりと体を回復させることが腰痛の早期改善につながります。
運動などのリハビリを始めたい方は産後2カ月目からが時期的に良いです。
また、出産直後でなくても産後3年くらいはリハビリの時期と考えて良いので、出産後にリハビリできなかった方も諦めなくても大丈夫です。
整骨院での産後腰痛への施術法
整骨院での産後の腰痛に対する対処法として骨盤矯正が主な治療法です。妊娠中に緩んだ骨盤を正しい位置に戻すことで、腰痛を緩和する効果があります。骨盤矯正は、専用の機器や手技を用いて行われ、痛みが少ない方法が採用されています。
次に、弱った筋肉を整えるエクササイズが重要です。歪んだ骨盤を支えるインナーマッスルの筋力を整えることで骨盤が安定して腰痛改善につながります。
但し、スポーツジムでやるような激しい運動は弱った身体には逆効果になりやすいので注意して行います。
また、弱った筋力を補って疲労してしまい固まっているアウターマッスルの筋肉をストレッチ・マッサージをして身体の柔軟性を出し、腰痛の原因となる緊張を解消します。
最後に、日常の生活指導も重要な治療の一つです。日常生活での姿勢や動作についてアドバイスを行い、腰に負担をかけない方法を指導します。これにより、再発防止と腰痛の予防が図られます。
整骨院での治療は、産後の腰痛を根本から改善するためのアプローチが特徴です。産後ママさんの状態に合わせた施術を受けることで、腰痛改善と再発の防止が期待できます。
産後の腰痛を改善するためには、体の回復を促すための適切なケアが必要です。十分な休息と栄養を取り、適度な運動を行い、身体を正常な状態に戻すことが重要です。
産後の腰痛でお困りの方は、ぜひおおの鍼灸整骨院にご相談ください。
おおの鍼灸整骨院では一人一人の症状に合わせた最適な施術を提供し、皆様の健康を全力でサポートいたします。産後の腰痛の原因を正確に把握し、効果的な施術をすることで、健康で快適な生活のお手伝いをします。
出産後の腰痛のカギはインナーマッスル!
おおの鍼灸整骨院では、妊娠出産で弱ってしまったインナーマッスルを鍛えるお手伝いをします。