こんにちは、おおの鍼灸整骨院です

新生活が始まりパソコンや勉強の時間が増えてくると様々な身体の異常が出やすいです。
デスクワークの時間が増えると多くなってくるのが「頭痛」です。
その頭痛の中でもデスクワーク時に起こりやすい頭痛は緊張性頭痛といいます。

今回は緊張性頭痛についてお話していきます。

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛が発生してしまう原因は首筋の筋肉の緊張が原因です。
頭痛の多くは「後頭下筋群」という筋肉の緊張から発生します。

後頭下筋群の図解

この筋肉が硬くなる原因は仕事、勉強時の姿勢不良です。

作業をしていると、無意識のうちに首が前のめりになったりしていませんか?
大人の頭の重さは約5㎏あります
この5㎏という重さを首、肩の筋肉だけで支えています。
しかし、姿勢不良により首が前に出てうつむいた状態になると頭の重さ以上の負担が首にかかってしまいます。

うつむいた状態だと首の重さの3倍(約15㎏ほど)の負担がかかります。
この負担の蓄積が後頭下筋群の硬さにつながり、頭痛を引き起こします。

首の前側のストレッチ

今回ご紹介するのは首の前側のストレッチになります。

首が前に出てしまっている方は胸鎖乳突筋という首の前側の筋肉が硬くなってしまっています。

この筋肉が柔らかくなることで首が後ろに引きづらい状態になるのを防ぐことができますので是非試してみてください。

(右側の首筋を伸ばす場合)
左手で胸を押さえ、その左手の上に右手を乗せます。
② 胸を押さえたまま斜め上を向きます。その時にの首筋が伸びてきます。(その際の奥歯を噛み締めてあげるとさらに伸びる感じがわかると思います。)

首の前側のストレッチ


左側の首筋を伸ばす際は赤文字の左右を反対にしていただくことで行うことが出来ます。

鼻づまりも頭痛の原因

実は首筋の筋肉の緊張以外にも頭痛が起きることもあります。それは「鼻づまり」が原因で頭、脳が酸素不足になってしまうからです。

その理由は鼻づまりなどによって口呼吸になってしまっているからです。
人は生活をするうえで無意識に呼吸により酸素を取り込んでいます。その際、基本的には「鼻呼吸」といって鼻から息を吸って酸素を取り込みます。

しかし、この春の時期では花粉症により鼻詰まりを引き起こす方もいらっしゃると思います。

そうすると鼻から酸素を取り込むことが難しくなり、口をあけてそこから酸素を取り込もうとする「口呼吸」を多用することになります。

先ほども述べましたが、本来人間がするべき呼吸は「鼻呼吸」です。本来口は物を食べるための器官ですが、言葉を発するように進化していく過程で身に着けたのが「口呼吸」です。
そのため、鼻と比べて明らかに酸素を取り込む力は弱いです。

ですから、日常的に口で呼吸をしている方は鼻で呼吸をしている方よりも酸素を効率的に取り込むことができず、体内の酸素が不足しやすい状態になってしまいます。

鼻づまりの解消法

鼻詰まりの解消法はずばり鼻周りを温めることと乾燥を防ぐことです!

電子レンジなどで温めたタオルを鼻周囲にあてて下さい。鼻の内部の血流が促進されるので楽になりやすいです!

もう1つの方法は加湿です。乾燥によっても鼻づまりが起きやすいです。

特に今のご時世マスクが手放せなくなっています。マスクの中は非常に乾燥しやすいです。

電子ケトルなどでお湯を沸かしていただきそこから出る蒸気を顔に当ててあげると効果的です。

まとめ

今回は皆様にとって起こりやすい頭痛についてお話しました。
2つの原因について解説していきましたが、自分で原因が判断つかないこともあると思います。
最後に当院が行っている頭痛治療のページを紹介いたしますので少しのぞいてみてください。