こんにちは、おおの鍼灸整骨院です
今回は膝痛の原因とセルフケアについてお話ししていきます。

お膝の痛みに対して様々なセルフケアがありますが、ズバリ一番重要なセルフケアは「内転筋」のトレーニングになります!

膝痛の原因

まず、初めに膝痛の原因についてお話しします。
お膝の痛みの原因は、膝そのものに異常がある場合と、お膝以外の場所に原因がある場合の二つに分けられます。

1.膝そのものに異常がある場合

膝の関節にある靭帯などが怪我などにより何らかの異常が見られた時に痛みが起こる場合です。
痛みだけでなく、腫れや水が溜まるといった症状がでるのが特徴です。

怪我は道で転んだり、膝をぶつけたりするなどのちょっとしたことで起きてしまいます。
そのため最初は大したことのない症状でも徐々に炎症が強まり痛みなどが強くなってしまうことがあります。

この理由としては靭帯が損傷されたことにより関節の安定感が失われてしまったためです。
靭帯には骨と骨をつなぐことで関節を安定させる役割があります。
膝をぶつけたりひねったりすることで靭帯が損傷されると関節の安定感が失われ、他の組織にも負担がかかり炎症が日に日に強くなってしまうのです。

2.膝以外の場所に原因がある場合

O脚、股関節の病気や外反母趾など、お膝以外の体の構造の異常により膝への負担が増えて痛みが出てくる場合です。

一箇所でも身体のどこかに異常が出てしまうと歩行時にいつもは使わないような筋肉に負担がかかってしまい、そこから痛くなってしまうということが起きてしまいます。
また、歩き方の変化により筋肉のバランスが悪くなり、膝周りの安定感が失われてしまい痛みが出てしまいます。


2つの膝の痛みの原因をお話ししましたが、どちらも共通して言えるのが膝周りの安定性の低下です。
そのため、セルフケアで重要なのは膝周りを安定させる上で重要な筋肉を鍛えてあげることです
そこで今回お話しするのが内転筋という筋肉になります。

内転筋

内転筋とは骨盤から内ももに沿うように走行している筋肉で、膝を内側から支えてくれる筋肉です。
この筋肉が弱くなってしまうと太ももを内側に閉じることが難しくなってしまいガニ股歩行になってしまったり、O脚になってしまいます。
また、内転筋は骨盤を安定させるインナーマッスルと呼ばれ、股関節の動きにも非常に関わってきます。

そのため、この内転筋を鍛えてあげることで下半身の安定感が増し痛みが出づらい身体を作ることが出来ます。

内転筋のトレーニング

  1. 立った状態でバスタオルなどの大きいタオルを丸め股の下で挟みます。
    内転筋のトレーニング1
  2. 立った状態でかかとを外側に開きつま先をくっつけます。

    その状態で背筋を伸ばして立ち、10秒カウントします。これを1日5回やりましょう

    内転筋のトレーニング2