今回は肩こりについてご紹介していきます。
日本人の統計として7割の方が肩こりを感じていて、その内2割の人が頭痛など悪化した症状を感じています。
男女比では女性のほうが自覚症状を感じる方が多いようです。
実は肩こりと言っても2つのパターンがあります!
今回はそんな方向けに、肩こりとは?またどちらのパターンなのかをご紹介していこうと思います。

肩こりとは?

肩こりとは首から肩・背中につく筋肉が硬くなり血行不良になることで感じる症状のことになります。
そうなってしまう原因が「同じ姿勢」、「眼精疲労」、「運動不足」、「ストレス」と4つあります。
「同じ姿勢」や「眼精疲労」はパソコン作業や細かい作業をしているようなデスクワークの方に、「運動不足」や「ストレス」は生活習慣が背景にあります。
改善方法としてデスクワークならふとした手の空いた時間に一度席を立って身体を動かしてみる、生活習慣の改善なら、休日にウォーキングなどでもいいので身体を動かしてみるなどありますが、理想ではありますが現状できている方は少ないと思います。

肩こりのパターンとは?

いかり肩・なで肩など一度は耳したことのある言葉だと思いますが、綺麗な姿勢から崩れていきなぜそうなっていくかというと、どこかの筋肉がサボっているとその筋肉をかばって頑張って働いている形になることで、いかり肩やなで肩になってしまいます。
自分がどちらのパターンで何が原因でそうなっているのかご紹介していきます。
どちらになっているのかは、鎖骨の角度で確認できるのでご自身での確認してみましょう!

いかり肩とは

船の碇のように肩がすくんでしまって鎖骨や肩の先が斜め上を向いていて肩幅が広くなってしまっている方です。
こうなってしまう方の要因として、菱形筋(背骨から肩甲骨の内側についている筋肉)がサボってしまうことで肩甲挙筋(頸の骨から肩甲骨の上の角につく筋肉)が頑張って働くことでいかり肩になってしまいます。
いかり肩での肩こりは肩甲骨の上の角あたりに凝り感を感じている方が多いと思います。

なで肩とは

鎖骨や肩の先が斜め下のほうにむいてしまい肩幅が狭くなってしまい、カバンなどが下に下がってきてしまいます。
このタイプでは身体を横から見ると肩甲骨が斜め前に蒔ような形になり、いわゆる猫背の状態になります。
こうなってしまう方の要因として、前鋸筋(肋骨から肩甲骨の前の内側につく筋肉)がサボってしまう事で小胸筋(肋骨から肩甲骨の前つく筋肉)が頑張って働くことでなで肩になってしまいます。
なで肩での肩こりは肩の先が下に引っ張られるので、頸から肩全体的に凝り感を感じると思います。

次は各タイプに合わせたセルフトレーニングを解説していきます。

各パターンのセルフケア

上で紹介した各パターンのサボっている筋肉に身体を支える力があれば安定性が出てかばって頑張っている筋肉の負担を軽減することができます。

いかり肩緩和のための菱形筋のセルケア方法

  1. 運動する側の身体の横で手のひら上にして手首を、見たまま肩をすくめます。
  2. この状態のままで後ろを振り向いていきます。
  3. そうすることで背骨と肩甲骨の間に力が入っていると思います。
  4. この状態で10秒間を3セットします。
    (反対側も同様に行います)

なで肩緩和のための前鋸筋のセルケア方法

  1. 運動する側の手を前に出します。
  2. 親指を下に向けて肘まげて、手首も反らします。
  3. 反対の手は親指が上の状態で、手のひらで左右の手の一番手首に近いところを合わせます。
  4. 左右で押し合う形にすると、運動する側の脇の下あたりに力が入ると思います。
  5. この状態で10秒間を3セットします。
    (反対側も同様に行います)

まとめ

今回は肩こりのメカニズムから各タイプの紹介、改善方法までお伝えさせていただきました!
いかり肩・なで肩の運動入れてみましたが、どちらかわからないという方は2つともやってみてください!
やった後に日常感じていた肩こりが何となく楽な感じかあればやり方はあっていると思います!
それでも改善しない方はお近くの整骨院、又はおおの鍼灸整骨院にご相談ください!