はじめに

夏の暑さもようやく落ち着き、朝晩の風が涼しく感じられる季節になってきました。
しかし「涼しくなって楽になるかと思ったのに、最近頭痛が増えてきた…」そんなお悩みを抱えていませんか?

実は 季節の変わり目 には、頭痛を訴える方が急増します。特に30~50代の働き盛りの世代では、朝起きた瞬間からの頭痛や、夕方デスクワークの疲れが出てきた頃の頭痛に悩むケースが多く見られます。

本記事では、

  • 季節の変わり目に頭痛が起こりやすい理由
  • 肩こり、首こりからくる頭痛
  • 自宅でできるセルフケア
  • おの鍼灸整骨院での頭痛に対するアプローチ

を分かりやすく解説します。
最後には、今すぐ実践できるケア方法や当院での治療案内もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。


季節の変わり目に頭痛が起こりやすい理由

気圧の変化が頭を締めつける

秋口は台風や前線の影響で天気が変わりやすく、気圧の変化も大きくなります。
この「気圧の変化」が、自律神経に影響し、血管の収縮や拡張を引き起こしやすくなり、頭痛の原因となります。

特に、

  • 雨の前に頭が重くなる
  • 台風が近づくとズキズキする

といった症状は「気圧性頭痛」と呼ばれ、多くの方が経験しています。


睡眠時間の乱れとの関係

季節の変わり目は、暑さ寒さの影響で寝苦しかったり、逆に朝方冷え込んで目が覚めたりと、睡眠の質が下がりやすい時期でもあります。

睡眠不足は脳や神経の働きに影響し、血流の乱れや筋肉の緊張を引き起こし、頭痛につながります。

「寝ても疲れが取れない」「朝から頭が重い」という方は、睡眠の乱れが原因かもしれません。


肩こり・首こりからくる頭痛

デスクワークが多い現代人にとって、肩こりや首のこりは避けられない問題です。
特に 長時間のパソコン作業やスマホの使用 により、首から肩にかけて筋肉が緊張し、血流が滞ることで頭痛が発生します。

「こめかみがズキズキする」「後頭部が重い」などの症状は、肩こり・首こりが原因の頭痛に多い特徴です。


緊張型頭痛

頭痛の中でも整骨院にご相談いただくことが多いのは 「緊張型頭痛」
これは首や肩の筋肉が硬くなり、血流が悪くなることで起こります。

・肩が上がって固まるいかり肩
・首が前に出るストレートネック
・長時間のデスクワークやスマホ操作

これらの姿勢不良は筋肉のアンバランスから生じ、頭への血流や神経に負担を与えてしまうのです。

ここで注目したいのが「菱形筋」と「前鋸筋」です。普段あまり意識することのない筋肉ですが、実は頭痛の根本原因に関わっているのです。


菱形筋と頭痛の関係

菱形筋は背中の上部にあり、肩甲骨を背骨に引き寄せて正しい位置に保つ役割を担っています。

ところが、この菱形筋が弱ると肩甲骨が外に広がり、首や肩の安定性が失われます。
そのバランスを取ろうと、肩甲骨の上部(肩甲挙筋)が過剰に働き、肩が常に持ち上がった「いかり肩」の状態になってしまいます。

いかり肩になると肩周囲がパンパンに張り、血流が悪化。
首や肩の筋肉に余計な緊張が走り、頭痛を引き起こしやすい体質ができあがってしまうのです。

つまり、菱形筋の弱さは見た目の姿勢だけでなく、頭痛の原因にも直結しているといえます。

前鋸筋と頭痛の関係

一方で前鋸筋は、胸の横から肩甲骨の内側に付いている筋肉で、肩甲骨を前に安定させる働きを持っています。

ところが、この前鋸筋がうまく働かないと肩甲骨が安定せず、背中が丸まりやすくなります。背中が丸まると頭が前に出てしまい、いわゆるストレートネックの状態になります。

ストレートネックは、首の自然なカーブ(S字)が失われ、頭の重さ(約5kg)を首の後ろの筋肉が直接支えることになります。
その結果、首の後ろが過度に緊張し、頭痛を引き起こしやすくなります。

つまり、前鋸筋の弱さや機能低下がストレートネックを招き、頭痛を悪化させる要因になるのです。


菱形筋と前鋸筋のバランスがカギ

・前鋸筋 → 肩甲骨を前へ押し出す
・菱形筋 → 肩甲骨を背骨側へ寄せる

この二つの筋肉のバランスが崩れると、肩甲骨が安定せず、姿勢が乱れます。
結果として「ストレートネック+いかり肩」という頭痛リスクの高い状態になってしまうのです。



自宅でできるセルフケア

簡単2分でできる菱形筋・前鋸筋体操

菱形筋の体操

  1. 運動する側の身体の横で手のひら上にして手首を、見たまま肩をすくめます。
  2. この状態のままで後ろを振り向いていきます。
  3. そうすることで背骨と肩甲骨の間に力が入っていると思います。
  4. この状態で10秒間を3セットします。
    (反対側も同様に行います)

前鋸筋の体操

  1. 運動する側の手を前に出します。
  2. 親指を下に向けて肘まげて、手首も反らします。
  3. 反対の手は親指が上の状態で、手のひらで左右の手の一番手首に近いところを合わせます。
  4. 左右で押し合う形にすると、運動する側の脇の下あたりに力が入ると思います。
  5. この状態で10秒間を3セットします。
    (反対側も同様に行います)

ツボ押しでスッキリ

頭痛や肩こりに効く代表的なツボとして、

  • 合谷(ごうこく):親指と人差し指の間
  • 天柱(てんちゅう):首の後ろの髪の生え際、2本の太い筋の外側

があります。指でじんわりと押すだけでリラックス効果が期待できます。

睡眠環境を整える

  • 寝室を少し涼しめに保つ
  • 寝る前にスマホを見ない
  • 枕の高さを調整する

といった工夫も頭痛の改善に効果的です。


おの鍼灸整骨院での頭痛に対するアプローチ

整体でのアプローチ

筋力バランスを整える

  • 弱くなっている筋肉を体操し、バランスを取り戻す
  • 強すぎる筋肉の緊張をゆるめ、首・肩への負担を減らす
  • 筋力バランスを整えることで姿勢も安定し、頭痛を起こしにくい体へ導く

「筋肉のバランスが整うと、呼吸もしやすくなり、頭も軽くなる」
この実感は、多くの患者様からいただくお声です。


鍼灸でのアプローチ

自律神経とツボを整える

  • 頭痛に効果的とされるツボ(例:天柱、合谷など)に鍼やお灸をする
  • 自律神経の乱れを整えて、リラックスモードを引き出す
  • 血流を促し、頭の重さやズキズキ感を和らげる

「薬に頼らず自然に回復したい」という方には特におすすめです。


整体×鍼灸を組み合わせるメリット

整体で「土台(姿勢・筋肉)」を整え、鍼灸で「内側(自律神経・血流)」を整える。
この2つを組み合わせることで、頭痛の原因に多角的にアプローチできます。

実際に、当院では「整体だけでは改善が遅かったけど、鍼灸を組み合わせてから頭痛が減った」という患者様の声も多くいただいています。

ご予約・お問い合わせ

市川大野駅から徒歩圏内、駐車場も完備で通いやすい環境です。
「頭痛をなんとかしたい」「肩こりから解放されたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。

👉 ご予約はお電話またはWEB予約から承っております。
(初めての方も安心してお越しください)