腰痛に効くトレーニング

こんにちは、おおの鍼灸整骨院です

皆様は腰痛の予防でどのような運動を行っていますか?
お尻の筋肉(大殿筋・中殿筋など)・腹筋・太ももの筋肉などを鍛えている方が多いのではないかと思います。

筋肉は大まかに二つに分かれ「アウターマッスル」と「インナーマッスル」に分かれていて先ほどの筋肉はアウターマッスルに分類されています。

しかし、僕たちは腰痛の緩和・予防に向けては「インナーマッスル」のトレーニングをおすすめしています。

インナーマッスルとアウターマッスル

トレーニングのお話の前に【インナーマッスル】・【アウターマッスル】の特徴についてお話していきます。

インナーマッスルとは、身体の奥深くに存在する筋肉で「体幹」とも呼ばれていて、見えない筋肉になります。

大きい筋肉ではないので重い物を持つような動きは得意ではありませんが、関節や内臓を体内で安定させる働きがあります。

そのため姿勢の維持や動きのサポートをしてくれている筋肉になります。

アウターマッスルとは皆様がみている身体の表面についている筋肉です。

冒頭で出した腹筋(腹直筋など)・お尻・太ももや胸筋などがそれにあたります。

一般的に筋トレで鍛えられる場所がこのアウターマッスルに分けられています。

特徴としては重いものを一瞬で持ち上げたり、何かを引っ張ったり大きい動きをする筋肉となります。
そのため持久力はそこまでありません。

この二種類の筋肉バランスが悪くなると…

先ほどの文面の通り、この二つの筋肉は目的が全く違うため、お互いに長所、短所を補い合っているのです。

そのため二つの筋肉のバランスが偏ると身体に異常をきたしやすくなってしまいます。

特に多いのが腰痛予防でお尻・背中・太ももなどのアウターマッスルに集中してトレーニングをしていることです。

もちろんアウターマッスルのトレーニングをやることが悪いわけではありません。

しかし、インナーマッスルのトレーニングをないがしろにすると、関節を安定させる筋肉よりも動かす筋肉の方が強くなってしまうので余計に関節に負担がかかり痛みが悪化してしまう可能性があります。

そのため、この二種類の筋肉たちはバランスよく鍛えてあげるのが大事になってきます。
今まであまりトレーニングをあまりやっていなかった方は特に腰周りを安定させるインナーマッスルの運動が大事になってくるのです。

インナーマッスルの運動法

最後に当院おススメのインナーマッスルトレーニングを紹介します。
今回ご紹介する筋肉は腹横筋になります。

この腹横筋という筋肉は腹筋の中でも一番奥にある筋肉で内臓を守ったり、骨盤を安定させてくれる筋肉です。
その働きから【天然のコルセット】と呼ばれています。

そのためこの腹横筋を鍛えていくことで腰痛予防だけでなく、ポッコリお腹の改善や猫背の予防にも効果があります。

ではトレーニングの手順を説明させて頂きます。
1. 足を肩幅に開いて立ち、その状態で片足を前に出します。

2. 後ろにある足の足首を前の足に向けるようにひねります。

3. 足が後ろにある方の手のひらを外側に向けそのまま体幹を外に向けた手の方に向かって倒  していき10秒数えます。

この運動を左右5回ずつ一日で行うようにしましょう!

以上が腹横筋のトレーニングになります。

今までアウターマッスルのみトレーニングをしていた方、ほとんど運動習慣がなかった方、腰痛に悩まされていた方、是非皆様もこの運動をして痛みのない身体を作っていきましょう!